ガラケーの月額料金を劇的に節約!法人から個人への名義変更と60歳割引活用術

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ソフトバンク法人契約ガラケーを個人契約に切り替え、ワイモバイルの60歳以上割引と家族割を活用して通信費を賢く節約する手順をわかりやすく解説!
目次

はじめに|通信費を見直す絶好のチャンス

通信費は、毎月必ずかかる固定費のひとつです。ちょっとした見直しをするだけで、年間では大きな節約効果が期待できます。特に法人契約のガラケーをお持ちの方は、見直しのチャンスかもしれません。

この記事では、「ソフトバンクの法人契約ガラケー」を「個人契約に切り替えて60歳割引を活用する」具体的な方法を、実体験をもとにわかりやすくご紹介します。

事前に調べた情報と実際の店舗での体験には大きな違いがあることがわかりました。この記事を参考に、あなたのガラケーやスマホの月々の契約内容を見直してみてください。

契約の経緯と料金上昇の問題

東日本大震災からの契約変遷

2011年の東日本大震災の年に、家族でウィルコムのPHS契約をしました。その後、ウィルコムからワイモバイルに変わり、PHSのサービスも終了。電話番号を残すために、ソフトバンクとワイモバイルに契約変更しました。

その際、長年使っていたガラケーについては法人契約のままソフトバンクで継続利用していました。

3G終了と料金高騰の問題

一昨年、ガラケーの3Gサービスが終了するということで、キャンペーンを利用して4G対応のガラケーに機種変更しました。その結果、月々の料金が増加。「1年割」を使って約1,000円の月額追加料金で利用してきました。

しかし、この「1年割」というのが曲者です。契約当時は約1,000円の割引があるというので当然申し込みましたが、多くのサブスク契約と同様に、初回は価格を安く見せておき、一定期間が過ぎると金額が高くなるという仕組みになっています。

機種変更から1年経過後、明細を見てびっくりしました。思っていたより1,000円以上値上がりしていたのです。結局、機種変更前よりも合計2,000円近く月額料金が上がったことになります。

手順1|ソフトバンクの法人契約から個人契約に変更する

予約の取り方〜意外と簡単だった店舗予約

数ヶ月前からこの契約変更を計画していましたが、「予約が必要」と思い込み、先延ばしにしていました。連休前に腰を上げて予約を取ろうとしたところ、予想以上に簡単だったことに気づきました。

インターネットで「ソフトバンク 契約変更 予約」などと検索すると、希望するショップの情報が表示されます。オンラインでの予約フォーム入力は面倒に感じていましたが、画面に表示されていた一般固定電話番号に電話してみたところ、すぐに担当者が丁寧に対応してくれ、翌日の予約をスムーズに取ることができました。

ポイント: ソフトバンクショップの予約は電話でも簡単にできます。「ソフトバンク 店舗 予約 電話番号」で検索すれば、最寄りの店舗の電話番号が見つかります。

法人から個人に切り替える際のポイント〜実際に必要だった書類

事前に調べた情報では、法人契約の内容変更には以下のものが必要と書かれていました:

  • 法人代表者の同意書や委任状
  • 会社の印鑑証明

しかし実際には、法人名義のガラケーを個人名義に変更するのに、これらの会社関係書類は必要ありませんでした。

名義変更に実際に必要だったのは次の4点だけでした:

  1. 私と会社の関係を証明できるもの(今回は名刺で対応)
  2. 本人確認書類(運転免許証)
  3. 個人名義にした場合の支払先となる私のクレジットカード
  4. 名義変更手続きの費用約3,800円(個人のカードに請求)

これだけで、法人名義から個人名義にその場で変更ができました。事前の情報収集と実際の手続きには大きな違いがあり、「こんなことなら、もっと早く手続きしておけばよかった」と思いました。

⚠️ 注意: 法人契約から個人契約へ変更した後は、個人向けの料金プランを選択できるようになります。当初は一時的にソフトバンクの個人向けプランになります。

手順2|節約プランの検討〜ワイモバイルへの乗り換えか60歳割引か

当初の乗り換え計画

当初の計画では、以下の手順でより大きな節約を目指していました:

  1. 法人契約から個人契約への切り替え
  2. ソフトバンクからワイモバイルへのMNP(番号そのまま乗り換え)
  3. ワイモバイルの家族割と60歳以上割引を適用

そのためにはこのような手順が必要でした:

  1. ソフトバンクからMNP予約番号を取得する
  2. ワイモバイルショップまたはオンラインで申し込み
  3. ワイモバイルで新しいプランとオプションを選択
  4. 必要書類(本人確認書類など)を提出

実際の店舗での予想外の発見

しかし、店舗で担当者と相談する中で、予想外の展開がありました。

手順3|家族割引の検討と予想外の展開

家族割引の条件と現実

ワイモバイルには既に1回線の契約がありましたが、使用者が私になっていました。私のソフトバンクのガラケーをワイモバイルに移しても、使用者が同一だと家族割引の適用がないことが判明しました。

家族割の概要は以下の通りです:

  • 主回線に対して、2回線目以降が毎月最大1,188円割引!
  • 血縁関係だけでなく、同一住所の人も対象
  • 最大9回線まで登録可能

しかし、家族割を適用するためには使用者名義が異なることが条件でした。対策として、家族のマイナンバーカードの表面コピーを持参し、使用者を私から家族名義に変更する手続きを検討しました。

特殊事情で適用外に

しかし、使用者変更を行っても家族割は適用されませんでした。理由は、家族が使用している回線がPHSから移転した特別なものだったため、特別割引サービスを利用しており、家族割引の対象外だったのです。

せっかくワイモバイルへの移行と家族割適用を考えていたのに、それができないことが分かりました。それでも60歳割引を使えば月額1,000円は節約できるので、個人名義にしたガラケーをワイモバイルに移行しようと考えました。

手順4|60歳以上割引の活用法

ワイモバイルの「通話ずーっと割引キャンペーン」

60歳以上の方なら、ワイモバイルでは「通話ずーっと割引キャンペーン」が利用できます:

  • 「スーパーだれとでも定額+」または「スーパーだれとでも定額(S)」の月額料が1,100円引き(永年)
  • 国内通話が完全かけ放題

適用条件は以下の通りです:

  • 60歳以上であること
  • 個人契約であること
  • シンプルS/M/Lまたはシンプル2 S/M/Lプラン加入
  • 通話定額オプション加入

ソフトバンクでも60歳割引が使える!

ここで大きな発見がありました。ソフトバンクの担当者から、ソフトバンクでも60歳割引があると教えられたのです。これは事前の調査では気づかなかった点でした。

法人契約から個人契約にしたことで、ソフトバンクでも60歳割引を適用できれば約1,000円の割引を受けられます。ワイモバイルで家族割が使えない状況では、わざわざワイモバイルに移す必要がなくなりました。

最終的な契約内容と節約結果

当初の計画

  • 法人契約のガラケーを個人契約に変更
  • 個人契約になったガラケーをワイモバイルに変更
  • ワイモバイルで家族割と60歳割引を契約して、月額約2,000円(1,000円+1,000円)の節約

実際の結果

  • 法人契約のガラケーを個人契約に変更
  • ソフトバンクで60歳割引の契約をして、月額約1,000円の節約

結果として、1年割引が終了した後の料金から約1,000円安くなり、1年割引適用時とほぼ同じ金額に戻りました。

注意!検索情報に惑わされないために

検索エンジンで「ワイモバイル シルバー割引」などと検索すると、古いキャンペーン(すでに終了している「通話無料キャンペーン」)が出てくることがあります。また、法人から個人への名義変更に必要な書類についても、インターネット上の情報と実際の店舗での対応が異なる場合があります。

正しい最新情報は必ず公式サイトで確認するか、できれば直接店舗に電話で確認することをおすすめします。誤った情報に惑わされると、せっかくのお得なチャンスを逃してしまうかもしれません。

店舗利用時の注意点〜担当者による当たり外れ

店舗を利用する際の重要な注意点は、担当者の経験や知識に差があることです。

担当者の違いによる体験の差

  • 経験の浅い担当者に当たると、間違った情報を伝えられる可能性がある
  • 利用者の説明をきちんと聞かない担当者だと、不利益な契約をさせられることも
  • 以前の経験では、持参したキャンペーンチケットを見せるまで「できない」と言われたことも

今回の経験

今回は2日間にわたり手続きをしましたが、担当者による違いを実感しました:

  • 初日の担当者:とても親切だったが、ワイモバイルの家族割の条件やソフトバンクの60歳割引について知識が不足していた
  • 2日目の担当者:7年ほどの経験があり、契約内容に詳しく、最善の提案をしてくれた

どの担当者でも一定レベルのサービスが受けられれば理想的ですが、実際には知識や経験に差があります。店舗訪問を躊躇する理由の一つが、こうした「当たり外れ」への不安なのかもしれません。

そもそもガラケーは本当に「消えた」のか?

世間では「ガラケーはもうない」と思われがちですが、実際には「通話専用の折りたたみ式ケータイ」は今も現役です。

単にスマホ主流時代になっただけで、ガラケー(フィーチャーフォン)は今もきちんと販売・活躍しています。特に、通話だけを重視するならガラケーは今でも最適な選択肢です。

私自身も3G終了に伴い4Gガラケーに機種変更しましたが、それがきっかけで月額料金が上昇してしまいました。しかし今回の契約見直しで、再び適正な料金に戻すことができました。

賢い2台持ちという選択肢|ガラケー+スマホの最強コンビ

実際に私自身も

  • 通話はガラケー
  • データ通信やSNSはスマホ

という2台持ちスタイルにしています。

これにより、

  • 通話ミスが起きにくくなり(スマホ特有の誤タップ事故防止)
  • 通信費も最適化
  • それぞれの役割を最大限に活かすことができています

無理に一台で全部をこなすより、役割分担する方が快適で経済的です。ガラケーには通話という基本機能に特化した利点があります。

あれば良かった情報のまとめ

今回の経験から、初めから知っておきたかった手順は以下の通りです:

  1. インターネットでソフトバンクショップの電話番号を調べる
  2. 電話で予約日を決める
  3. 予約日に名刺、免許証、クレジットカードの3点を持参する
  4. 店舗でガラケーの法人名義を個人名義に変更する
  5. 個人名義になったガラケーに60歳割引の契約をする

まとめ|快適なモバイルライフと通信費のバランスを

今回の体験から、事前に調べた情報と実際の手続きには違いがあることがわかりました。ガラケーやスマホの月々の契約内容を見直すことで、大きな節約ができる可能性があります。

今回の節約のポイントをまとめると:

  • 法人契約から個人契約への切り替え(思ったより簡単!)
  • 60歳以上割引キャンペーンの活用(ソフトバンクでもワイモバイルでも使える)
  • ガラケーとスマホの2台持ちで最適な使い分け

これらを組み合わせれば、通信費を節約しながら、ストレスのないモバイルライフが手に入ります。面倒な手続きも、一つずつ進めれば必ず乗り越えられます!

ただし、契約内容は個人によって異なります。自分の契約状況を把握し、ショップの担当者と相談して最適な方法を見つけることをおすすめします。面倒に感じる手続きも、実際にやってみると意外と簡単なことも多いものです。

この記事が皆さんのガラケーやスマホの月額料金削減のお役に立てば幸いです。

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